ダークマン('90)
「スパイダーマン」のサム・ライミ監督。というより、「ダークマン」を撮ったサム・ライミが「スパイダーマン」シリーズを監督したといった方が適切かな。
人工皮膚の開発に取り組む科学者ベイトン・ウエストレイク博士(リーアム・ニーソン)は、恋人の弁護士ジュリー(フランシス・マクドーマンド)が掴んだ収賄事件の証拠書類を奪いに来た、凶悪なデュラン(ラリー・ドレイク)率いるギャング団たちの襲撃を受ける。研究室を爆破され、瀕死の大火傷を負ったベイトンは報復を誓い、自ら開発した人工皮膚をまとい、ダークマンとしてよみがえる。(amazonの解説より)
サム・ライミといえば「死霊のはらわた」というスプラッター・ムービーの金字塔を打ち立てた監督。この映画にもだいぶ薄まっているとはいえ、えぐい表現はところどころに表れている。大火傷をおった博士は最初は包帯で顔を隠しているのだけど、ラスト近くになると、その包帯も外して大暴れ。このB級センスを楽しめるかどうかで、評価も分かれるだろうな。
フランシス・マクドーマンドがダークマンの恋人役だが、ヒロイン役がこんなに似合わない女優も珍しいものだ。この映画を見ている限り、数年後に「ファーゴ」でアカデミー主演女優賞をとるなんて想像もつかないような華のなさ。主人公のリーアム・ニーソンも「シンドラーのリスト」のようなメジャー作品に出るようになるとは、わからないものである。
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