夢のチョコレート工場('71)

 「チャーリーとチョコレート工場」のオリジナル版。ジョニー・デップがやっていたウィリー・ウォンカ役はジーン・ワイルダー(「ヤング・フランケンシュタイン」「大陸横断超特急」)が演じています。
'71年制作ですから、ティム・バートン版と比べると、色彩の鮮やかさやセットの作りがチャチなところ(チョコレートの川と滝がショボい)などは違うが、基本的な部分は同じ。 違うところは、

 ティム・バートン版では、いなくなった4人の子どもたちは最後にまた姿を現して工場を出て行きますが、このオリジナル版は4人の子は現れてきません。ん?ん? ということは子どもたちは本当に溶かされたり燃やされてしまったの? 

 リメイク版はウォンカが歯医者の父親に会いに行ってわだかまりがとけていくシーンがありますが、オリジナル版はウォンカがチャーリーに工場を譲るというあっさりとしたラスト。 これは好みが分かれるかも。

 一番大きな違いはウンパルンパ。これは圧倒的にティム・バートン版に軍配が上がります。ヘンテコな歌と踊りが素晴らしいですから。それに小さい子が見たら、夢でうなされそうなのはリメイク版ですね。


夢のチョコレート工場 [DVD]

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