いつか眠りにつく前に('07)
クレア・デインズ、メリル・ストリープ、ヴァネッサ・レッドグレープ、グレン・クローズといった豪華なラインナップ。しかもヴァネッサの長女役に本当の娘、メリル・ストリープの若き時代を演じていたのが本当に彼女の娘という具合に、二組の母娘の共演が見られる。
重い病に倒れた老女アン(ヴァネッサ・レッドグレープ)は、2人の娘と夜勤の看護婦に見守られ、自宅のベッドで静かに人生の最期を迎えようとしていた。混濁する意識の中で、アンは娘たちが聞いたこともない「ハリス」という名を口走る。彼女の意識は、40数年前の夏の日へと戻っていた…。親友ライラの結婚式でブライズメイドをするため、ライラの別荘を訪れていたアン(クレア・デインズ)は、ライラの弟で大学の同級生だったバディと再会。さらに一家のメイドの息子で、今は医者をしているハリスと出会う。(goo映画より)
死期を控えたアンの脳裏に浮かんだのは、ライラの結婚式のこと。
ライラは結婚式を明日に控えて、幼い頃から恋心を寄せていたのはハリスへの思いが断ち切れない。アンとハリスはお互いに惹かれあってしまう。さらにライラの弟のバディはアンに恋心を打ち明け、拒絶されてしまう。しかもバディはハリスへの思慕も(バイセクシュアル?)。結局、バディはその時の泥酔がもとで自動車事故に遭い死んでしまう。そしてハリスもアンも別の相手と結婚をする。
アンの人生が描かれると同時に、アンの二人の娘の人生が重層的に描かれていて。物語に厚みを加えている。しっとりとしたいい映画です。
- 出版社/メーカー: ショウゲート
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