星守る犬 / 村上たかし(2009 双葉社)
漫画アクションに掲載されていたものが単行本化。映画化されそうな予感がする。
タイトルの「星守る犬」とは、手に入らないものを欲しがる人のことなのだそう。以下は漫画アクションのサイトからの引用。
山中に放置された自動車から中年男性とその飼い犬の遺体が発見された。しかし、男性の遺体が死後1年経過しているのに対し、犬の遺体は死後3ヵ月しか経過していないという検死結果が……。「お父さん」と飼い犬ハッピーの、短くも永いふたり旅。
映画にせよTVにせよ、泣かせ系のものは得意じゃない(好きではない)はずなのに、このマンガは号泣してしまった。「しくしく」とか「じわっー」とかいう生やさしいものではなく、「わんわん」という、文字通り号泣。嗚咽が止まらないのである。一月前にうちの家内の実家で暮らしていた「梅子」(今日の画像)が亡くなったせいでもあるだろうし、主人公のお父さんが自分とよく似た年代のせいでもあろう。
読み終わった後、うちで暮らしている「竹子」(マルチーズ)を抱えて遊んだのだった。
続編というかスピンオフものも雑誌の方で連載中。
- 作者: 村上たかし
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2009/07/07
- メディア: 単行本
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