ディボース・ショウ(’03)

 コーエン兄弟制作の映画。キャサリン・ゼタ・ジョーンズ(大富豪と結婚して慰謝料をむしり取ろうとする悪女役)とジョージ・クルーニー(離婚訴訟専門の敏腕弁護士役)という、ゴージャスな、そしていかにも肉食系な二人が主演。
ストーリーについて云々書くのは野暮な映画なので、ここではあえて書かない。ただ、コーエン兄弟の映画らしく、ところどころに表れるブラックなユーモア、誇張される人物像がおもしろい。“Intolerable Cruelty”(耐えられない残酷さ)という原題よりも、“Divorce Show”(離婚ショー)という日本題の方が映画の性質をうまく表しているように思う。