最近の読書から

 ブックオフの105円コーナーで購入。価格と「コーチング」という言葉に惹かれて購入したのだが、いわゆる企業向けのコーチング本ではない。清宮氏本人の選手時代やサントリーの監督時代の実績があったからこそ、早稲田という他では真似の出来ないような環境があったからこそ、成功したのではないかと思えるエピソードばかりであり、それほど大きくない一般の企業や学校などで、清宮氏ほどの実績や能力のない方(もちろん、私も含めて)が、真似しようとすると危険でさえある。
 一般的なコーチングの本とはまったく正反対と思えるような内容もあるので、ラグビーファン向けの本と思った方がよいだろう。

最強のコーチング (講談社+α新書)

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 amazonから引用すると、

皇居の月々の水道、電気代は? 家計をやりくりするのは誰? きらびやかな宮中晩餐会の費用はどのくらい?皇 室費、宮内庁費などを含めた、いわゆる皇室関連予算の総額は二七三億円。私的なお小遣いである「御手元金」から、「御物」「御由緒物」と呼ばれる皇室財産まで。菊のカーテンの向こう側、知られざる「皇室の家計簿」の詳細を、情報公開法を駆使して大検証する。

 この手の皇室ものは作者によるバイアスがかかっているかどうかを見極めることが大切だと思うが、この作者(もと毎日新聞記者で、現在は成城大学の准教授)はリベラルで穏健派、皇室擁護派といったところだろうか。私は全くのノンポリなので、他人の家計という覗き見的な関心から読んだだけでも十分に楽しめた。ただし、著者が言う「終戦直後に比べ、むしろ近年になるほど皇室経済に関する突っ込んだ議論がなされずタブー化されている」という主張に納得はする。

天皇家の財布 (新潮新書)

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