9月の小雨 / バンバンバザール
大好きな『Suge Ban Ba!』というアルバムから。
9月が終わろうとしている。
この9月。
- 見た映画 11本
- 買ったCD 19枚
- 読んだ本 2冊
9月はNFLが始まってしまうので、どうしても読書が少なくなる。わずかに読んだのは重松清の『小学5年生』という文庫本。去年、学級文庫に入れておいた一冊をようやく読んでみた。受験生向けの国語のテキストを眺めていたら、昨年の入試で一番出題されたのが重松清だという。過去3年間の47都道府県の県立入試のうち、9県から出題され(うちの県もそう)、そのうち3県が『小学5年生』に収められている「バスに乗って」という短編なのだそうだ。
というわけで読んでみたら、なるほどなるほど。読みやすい文体、感情移入しやすい主人公の少年、そしてちょっとだけハッピーエンドな締めくくり方。もはや職人技である。重松が人気なのは、その文章に登場する主人公は中高生や、その父親世代の中年だからだろう。つまり出題する大人の側もよく読んでいるし、出題される生徒の側も感情移入しやすい文章なのだ。