学校が元気になるファシリテーター入門講座 / ちょんせいこ
これも再読。週末の土日に、著者のちょんせいこさんが主催する学級・学校ファシリテーター入門講座に参加するので、予習 兼 復習ということで。
昨年1年間で何十冊もの教育関係の本を読んだのだけど、読後感はこの本がダントツで1番。「そうなんだよなぁ」とか、「そうだったのか」とか、「こういうふうにしないとなぁ」とか、一つひとつの文章が自分を高めてくれたり、大切なことに気づかせてくれたり。
ちょんさんは大阪の小中学校に招かれて、子どもたちの関係づくりの授業をされているそうだ。読み進めていると、昨年の2月に大学院で大阪のK中学校のS校長先生から、学校での取り組みをお聞きしたことと妙にシンクロしていることに気がついた。もしや、と思ってちょんさんのブログをググってみると、ありましたよ、K中学校の名前が。3年間にわたってK中学校と関わっているとのこと。やっぱり、そうか。
他にも、今の自分の関心分野とシンクロする部分がなぜか多くて、すべてはつながっているのだと確認できた。
- 温かい学びの教室づくりのためには、子どもの声を聴く・子どもの声をまずは受容するといった、コーチング的な要素が大切だということ。
- 子どもたちが自分の一日をふり返る「振り返りジャーナル」は、ふり返ることで、自分の行動を「省察」するということ。
- 今の自分が子どもたちにつけたい力は「自己教育力」なんだけど、この「振り返りジャーナル」は自己教育力を高める(=セルフ・コーチングでもある)ことにつながるということ。
- 3年前から、子どもたち同士の関係をつくっていくために、トランプを活用しているのだけど、ちょんさんも同じようにこの本で例示されている。
- 子どもたちの参加度を高める授業をすることの大切さ。
- (短くて)実のある会議にしていく手法・しかけ。
半年に一回は読み直してみたい本だ。この本に書かれていることをどれだけ理解できているか、また、どれだけ実践できたかで、自分の成長を測ることができそうな気がする。
今夜は「効果10倍の<学び>の技法」(吉田新一郎 / 岩瀬直樹著)を再読してみる。
- 作者: ちょんせいこ
- 出版社/メーカー: 解放出版社
- 発売日: 2009/04/10
- メディア: 単行本
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