Mummer / XTC ('83)

howdymoon2011-01-06

 久々にXTCを聴いている。それも’83年の『Mummer』。
 ココ(http://d.hatena.ne.jp/mrbq/20110104)を読んで、どうしても聴きたくなったのだ。
 松永氏と同様に、リアルタイムで初めて買ったXTC(本当はレンタル屋で借りたんだけど)。’83年ということは大学1年の頃。この頃はムーンライダースと括りで、このバンドに夢中になっていたんだっけ。ライダースは『Amateur Academy』の頃。
 誰もが傑作と認めている『English Settlement』や『Skylarking』に挟まれて人気薄のアルバムなんだけど、『Black Sea』や『English Settlement』なんかよりは好きなんだよなぁ。『Black..』や『English…』の方は、曲名を見てもどんな曲だったか思い出せないけど、『Mummer』はすべて覚えているし。
LPで言うと、A面の「Wonderland」から「Love On A Farm Boy’s Wages」につながるあたり。B面だと、「Ladybird」から「In Loving Memory Of A Name」につながるあたり。甘いメロディの影に、時々顔を見せるひねくれた音使い。たまらんよなぁ。「Wonderland」と「In Loving Memory Of A Name」がコリン・ムールディング作、「Love On A Farm Boy’s Wages」と「Ladybird」がアンディ・パートリッジ作。この2人のバランスが絶妙なんだよね。「Deliver Us From The Elements」や「Me And The Wind」のねじくれたポップ・センスも嫌いじゃないんです。私はこのアルバムはコリン派。『Skylarking』はアンディ派。

 2002年にサイトを開いて以来、XTCについて語るのは意外にも初めてでした。

Mummer

Mummer