Love’s Comin’ Down / Ronnie McNeir (’76)

howdymoon2011-01-31


 アナログで持っていたのですが、最近CD化されたので購入。iPodに慣れちゃうと、アナログからの買い換えがしたくなってしまうのは困りもの。以下は放置状態のHPに残されていたものを発掘して再掲したものです。

 ロニー・マクネアがモータウンに移籍してリリースした'76年もの。圧倒的な大きさのアフロ・ヘアが目印の盤。もともと鍵盤奏者だけあって鍵盤のアレンジが絶妙で、ややチープに聞こえるアープやエレピがコロコロと転がるようになっている一曲目の「You're All I Need To Survive」のスピード感に酔わされてます。他にもゆったりしたリズムに乗った「Selling My Heart To The Junkman」や「Say You Will」は後からじわじわと効いてくるような佳曲だし、「It Won't Be Long(When We're All Gone)」も気持ちよい。
何がいいかって、声にしてもアレンジにしても曲調にしても、押しつけがましさが無いところがいいんだよなぁ。ソウルものにはありがちな「俺ってウマイだろ」っていう歌い方じゃなくて、あくまでもフェザータッチな声、アレンジもチープになる一歩手前の軽やかな雰囲気が心地よいものなんですよね。
ベストトラックは数あるお気に入りを抑えて「Mama And Daddy」。次のアルバムも聴いてみます。
 
 ここからは2011年に書いたもの。このCD化にともなって、同時期の未発表音源7曲がボーナストラックとして、追加されているのです。どうやら本来はモータウンからりリースされる予定だった音源らしいのですが、『Love’s Coming Down』とほぼ同じ路線の曲ばかり。「For Those Who Don’t Believe」という曲は、本アルバムの曲よりもいいくらいですね。

LOVES COMIN DOWN

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