Seasons Of My Soul / Rumer ('10)
発売元のワーナーのサイトには
秋の夜長にゆっくり聴きたい、
ジャジーなイノセント・ヴォイス
ドラマチックな人生の先に「歌」があった。
バート・バカラックをも魅了した、31歳遅咲きの超大型女性新人。彼女が噂のRUMER(ルーマー)
Rumerの魅惑の麗しい歌声はイギリスの高級大型新聞「ガーディアン(The Guardian)」でも,カレン・カーペンターやキャロル・キングを彷彿とさせる「無垢な歌声」だと大絶賛!
なんて、書かれている。
レコード会社の宣伝文句なんて、話半分くらいにしておかなきゃいけないのは重々承知してはいますが、女性ヴォーカルはアルト・ヴォイスに限ると思っていましたから、この「カレン・カーペンター」とか「キャロル・キング」という誘い文句には、ホイホイついて行っちゃいます。しかも、この方のサイトで取り上げられているのですから、内容は保証済みと言えますからね。
ドリーミーなポップさが心躍る「Am I Forgiven」、ゆったりとたゆたう「Come To Me High」、大ヒットシングル「Slow」、アレサ・フランンクリン讃歌の「Aretha」、「Saving Grace」、「Healer」、「Blackbird」など、いい曲ばかりが並んでいます・・・・・
が・・・・・実は・・・・歌声もバックトラックもスムーズすぎるところがありますから、正直言うと途中で飽きてきちゃいました。それを考えると、iPod のシャッフル・プレイ向きじゃないかなぁ。
何曲かあるカバー曲はいいアクセントになってます。特にDavid Gatesの「Goodbye Girl」。
「All your life you've waited For love to come and stay」というフレーズが聞こえてきたときは、思わず「オオッ」って声をあげちゃいました。この曲をカバーしたのは、Rumerが初めて? 少なくとも自分は初めて聴きました。イギリスでは4thシングルに選ばれたとか・・・。
それにStephen Bishopの「It Might Be You」のカバー。「Goodbye Girl」似たような時期で、映画の主題歌ということまで同じ。頼りないくらいに優しげなところも、似ています。ボーナストラックとは言え、アルバムに入れるカバー曲にこの2曲を選ぶあたりが、彼女の音楽の本質を表しているようです。
カバーは他にもバカラック作の「Alfie」も、当たり前ですが、ちゃんと彼女の雰囲気にハマってます。
Seasons of My Soul (Bonus Track Version)
- アーティスト: Rumer
- 出版社/メーカー: Wea Int'l
- 発売日: 2011/02/12
- メディア: CD
- 購入: 2人 クリック: 8回
- この商品を含むブログ (6件) を見る