The Night And I Are Still So Young / The Heavy Blinkers ('06)
もともとはLampの染谷太陽くんのブログに
一言で言うと現代版後期ビーチ・ボーイズ。
「When Girls Get Together」とか、そんな感じ。
曲によってはビーチ・ボーイズより良い。
と書かれていたので購入したもの。
このHeavy Blinkersは女性ヴォーカルも交えたカナダの5人組。このアルバムは彼らの3rdアルバムなのかな?
全曲彼らのオリジナルで、その作風は『Surf's Up』や『Sunflower』の頃のビーチボーイズの世界そのもの。1曲目の「Filtered Light」や続く「In The Morning」が流れてきら、もうすぐにあの世界に連れて行ってくれます。
確かに「When Girls Get Together」(『Keepin’ The Summer Alive』に収録)を聴きなおしてみると、雰囲気がそっくりだ。「Mother Dear」も同じようなタイプの曲だし、「The Night And I Are Still So Young」はブライアン・ウィルソンmeets バート・バカラック風の壮大な曲で、これも素晴らしい。なんだか曇り空の下のビーチボーイズ、カリフォルニアよりもずっと肌寒い地で長袖を着て暮らしているビーチボーイズという印象。
アルバムはビーチ・ボーイズ風の曲ばかりではなくて、「Try Telling That To My Baby」や「He Heard His Song」のような‘80年代後半のネオアコやギターポップのオマージュのような作品もあるし、女性ヴォーカルのRuth Minnikin が透明感のある声で歌う「Gentle Strength」や「Don’t Get Me Wrong」のような、極甘のドリーミーなポップスもある。
意外に「Unseasonably Sad」のようなポップな曲も気に入ってます。
'70年代のビーチボーイズが好きな方は、是非。
- アーティスト: Heavy Blinkers
- 出版社/メーカー: Cooking Vinyl
- 発売日: 2006/05/23
- メディア: CD
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