Cinco E Triste Da Manha / Celeste

howdymoon2005-11-01



セピア色の海と夕日はいいのですが、空に浮いている顔が怖いアルバム。このセレスチという女性歌手、詳細やアルバムのリリース年はまったくわからないのですが、どうもクラブ人気からリリースされたらしいもの。クラブでのお目当ては「Amor A Tres」でしょうね。”パッパッパッパッパ”というスキャットとクラヴィネットが目立つブラジリアン・ファンキー・チューン。あとのりのベースが腰に来るボッサの「Vergonha E Nao Lutar」も軽快でよし。「Serrado」での哀愁メロウぶりもグッド。アレンジはメロウで洗練されているんだけど、ヴォーカルは情念系の深いもの。それがマッチしている曲もあれば、哀愁が漂いすぎている曲もあり(好みの問題でしょうが・・・)。声がなめらかなのはいいのですが、時には爆発するようなエネルギーも欲しいもの。どっちもこなしちゃうエリス・レジーナはその点、偉大ですね。