Ana Mazzotti / Ana Mazzotti (1974)

howdymoon2005-11-02



アナ・マゾッティの声自体はこれといった特徴のないなめらかなものなんだけど、バックを務めるのは、デビュー前のアジムス。コロコロ転がるフェンダー・ローズとスペイシーなアープの響きがたまらなく気持ちいいアルバムだ。


「Acalanto」「De Um Jeito So」なんて、歌が邪魔だな・・・なんて思ってしまうほど(笑)。加えてベースがよく歌うんだよね。音の定位も良くて、各楽器の立体感が感じられるミキシングになってます。Eu Sou Mais Eu「Agor A Au Nunca Mais」の勢いのあるグルーヴは、他ではなかなか聴けないものだ。


このアルバム、やはり「Feel Like Making Love」のことを外すわけにはいかないもの。雄弁に歌うベース、フェンダー・ローズにアープ、シャカシャカいってるアコギ、絶妙なチューニングのタムの音・・・etc.、全く隙がないサウンド。この曲のカバーは多いけど、これが一番? それともマレーナ・ショウ? メタ・ルース?