Mingus / Joni Mitchell (1979)

howdymoon2005-11-03



ジョニ・ミッチェルのアルバムというより、アレンジも担当したベースのジャコ・パストリアスとのコラボレーション・アルバムと思わせるような出来上がり。


ミンガスに捧げるアルバムということもあって、本来は脇役であるベースの進行が支配的だ。そのベースと対話するように、「God Must Be A Boogie Man」「The Wolf That Lives In Lindsey」でのジョニのアコースティック・ギターは、ヒリヒリするような響きをもって耳に突き刺さってくる鮮烈さだ。

ベスト・トラックは「Chair In The Sky」。真っ暗な部屋でこの曲を聴いていると、なんだか宇宙船に乗っているような気分になる。ミンガスの声に続く「Sweet Sucker Dance」もいい。


ぜひとも、上質なオーディオ・セットで聴くべきアルバムですね。