First Flight / Crystal Winds (1982)

howdymoon2005-11-09



M. Cortez Brown(sax)とPaul N. Coleman(kbd)の2人組ユニットがクリスタル・ウィンズ。ヴォーカルもこの2人で,ファルセットとテノールが絡み合うもの。ほとんどの曲の作曲とアレンジもこの2人。


全8曲,どこを切ってもソフィスティケイトされたメロウサウンド。ファンク色も採り入れた「Lover's Holiday」も,あくまでもメロウ路線を守ろうとする心地よいものだ。「Signs Of Winter's Time」は女性ヴォーカルも交えたジャジーなバラード。イントロから男女の電話の様子がSEとして入れられている「So Sad」は,恋人が自分のもとを去っていく心情を歌う女々しさ満載の泣きのバラード。ブリッジの所では,やけくそともとれるような笑い泣きのSEが入ってきます。


どの曲もいいんだけど,この手のメロウサウンドが本領を発揮するのはやっぱりミディアム。「Love Ain't Easy」はまたもや男女の語りが登場する逸品。タメの聴いたベース,にドラム,華麗なストリングス,絶品です。ナイトフライトあたりが好きな人は気に入るはず。もうちょっと味付けは濃いですが・・。