シリーズ明日の教室 ―学級経営・基礎の基礎― 第4巻 子どもに接する・語る

 「明日の教室」の4巻を読了。これで既刊の4冊を読み終えたことになる。このシリーズは京都の池田修氏と糸井登氏が主催する教育サークル「明日の教室」研究会が出版したもので、そのお二人はもちろんのこと、尊敬する佐藤正寿先生や横浜の野中信行先生、授業名人の野口芳宏先生ら著名人が執筆している。
 このシリーズ、amazonの内容紹介をそのまま引用すると、

教師の世代交替が進む中、若手に向け、ベテランの学級経営のワザを伝えていくシリーズ

 まさにその言葉通りで、学級経営や教科指導、児童・生徒とのコミュニケーションなどのスキルや理念が紹介されていて、若手だけでなく、中堅・ベテランにも必読の書であろう。
 欲を言えば、ほとんどの執筆者の方が小学校を専門フィールドとしているので、具体的な事例が小学校の現場にかたよっていることだ。もちろん、共通するものは多いのだが、コミュニケーションや教科指導、学級経営については中学校ならではの難しさもある。 このシリーズの中学校版が出たなら、すぐにでも欲しいのだが。
 

シリーズ明日の教室 ―学級経営・基礎の基礎― 第4巻 子どもに接する・語る

シリーズ明日の教室 ―学級経営・基礎の基礎― 第4巻 子どもに接する・語る