10代をよりよく生きる読書案内 / こやま峰子

タイトル通り、中高生向けの本を紹介している読書案内。
樋口一葉の「たけくらべ」からきむらゆういちの「あらしのよるに」まで、およそ100冊が紹介されている。この手の読書案内はいろいろあって、セレクトする側が何を基準に選んでいるのかがはっきりと表れてくる。

うちの学校が採用している国語の教科書(東京書籍)には、巻末に推薦図書紹介の専用ページがあるが、そのセレクトは今の中学生の現状とは、やや離れているように思える。あれはふだんからけっこう本を読んでいる子向けであろう。
ケータイ小説山田悠介ばかりを読んでいる子どもたちに、それもいいけど、こっちもなかなかいいものだよと誘うようなラインナップじゃないと、意味がないように思うのだ。

小中高生向けの読書案内で優れていると思うのは二つ。

この二つのサイトや中高生向けに読書を紹介しているWEBサイトを参考にして、昨年度はブックオフなどで、学級図書用に本を買い揃えたものである。

この本は『10代をよりよく生きる読書案内』は、子どもたちよりも教育関係者や図書館司書にオススメだ。

10代をよりよく生きる読書案内 (東書アクティブ・キッズ)

10代をよりよく生きる読書案内 (東書アクティブ・キッズ)