大学院夏季集中講座 cycle3

 夏の集中講座3回目の二日目。今回は1年半後の修論に向けて、今までの実践を記録し、今後の実践の構想を立てるという内容。ああでもない、こうでもないと頭の中にいろいろなものが浮かんでは消えていく。思考のマンダラ方式でまとめていった。
 今日は大学で教員免許更新の講習も行われていたため、学内が混雑している。教員免許の更新は今年で2年目。民主党が公約に掲げていた免許更新制の廃止は、どうやら立ち消えになりそうな気配がする。民主党の有力な支持母体である日教組は更新制の廃止を強く主張しているが、なぜ反対するのかが疑問だ。
更新制の講習に参加している教員は、わざわざ高いお金を出して、なぜ受けなくちゃいけないのかと、不平不満を述べている。たしかに3万強という研修費は安くはないが、大学側が設定しているプログラムはよく、考え込まれたものであり、そもそも10年に一度のことだ。専門職としての技量を年々上げていくことは、民間企業で言えば当たり前に必要なことであろう。学校現場のOJTでももちろん技量は上がるのだろうが、それだけでは独りよがりの可能性が高い。多くの教師は教えることは得意だが、学ぶことは苦手なのだ。子どもたちや保護者は、更新講習を前向きに受けている教員とそうじゃない教員の、どちらに担任になってほしいのかは、自明である。