ヘルプとサポートの違い

 体育祭を土曜日に控えて、3年生は応援練習や作りものの準備でがんばっている。応援リーダーが100名の生徒を指導しながら成長していく姿、合唱コンクールに向けてクラスが一つにまとまっていく姿、そういう成長の様子を目の前で見ることができるのが、教師という仕事の醍醐味だ。でも、今年から担任を外れて学年主任になってしまったため、生徒に直接に働きかけることができなくなり、一抹の寂しさが。
今日の応援練習を見て感じたこと。それは「ヘルプ」と「サポート」の違い。私たち大人は、子どもたちの成長のために「サポート」をすべきであって、「ヘルプ」をしすぎてはいけないということ。もっと具体的にいえば、下級生の指導に困っているリーダーに指示の仕方のコツを教えることはサポートであり、リーダーを差し置いて教師自身が指導しちゃうのはヘルプであるということ。 この違いをちゃんとわかっていない教員は、たぶん授業もお粗末なものであろう。