Warm Thoughts / Smokey Robinson

howdymoon2010-10-26


 前作の『Where Thers's Smoke』で久々にシーンに復活した彼が短いインターバルで出した盤。
 スティーヴィーと共作した「Melody Man」(スモーキー賛歌)以外はミディアムかスローが並ぶ。当時はディスコ・サウンドの全盛期だが,シーンを追いかけようとするのではなく,大人向けのゆったりした音楽を提供したことがかえって受けたのだろう。A-1の「Let Me Be The Clock」は大ヒットした。その頃はなんだか退屈な音楽だなって思っていたけど,今聴くとそのユルユルぶりに和む。他にも「I Want To Be Your Love」も同タイプ。控えめながらキラリと光るDavid Tのバッキングが随所で聴かれる「Travelin' Through」もいい。一番いいのは「Wine, Women And Song」。奥さんのクローデットとのデュエットが素晴らしいハート・ウォームな曲だ。