MUDA / SAKEROCK

howdymoon2011-02-02


 SAKEROCKの4thアルバム。
彼らの名を目にしたのは細野晴臣のトリビュート・アルバムが最初。寺尾紗穂と一緒にHISの「日本の人」をカバーしていたのです。あの時に寺尾紗穂と一緒に歌っていた星野源の声にまず惹かれたし、Hi-Fiの松永さんからいただいたCD-ROMに収録されていた「次は何に産まれましょうか」という曲にだめ押しされて、このアルバムを購入。
 このアルバムは全曲インスト(ギター、ベース、トロンボーン、ドラム、時々マリンバも)なので、残念ながら星野源のボーカルは聴けないのですが、それでも彼らのサウンドのキモであるトロンボーンの響きは堪能できます。これがトロンボーンじゃなくて、ギターとか鍵盤楽器だったら、聞き飽きちゃうんだろうけど、このトロンボーンという楽器を上手に使ってますよね。トロンボーンって、吹き方次第でやわらかでまろやかな音も出せるし、硬質でエッジが利いた音も出せるし。それになんていったって、音程そのものがアナログだし。「HIROSHIMA NO YANKEE」でのトロンボーンの暴れ具合は、ある意味ヘビメタ的でさえあるんだよなぁ。
 軽やかなバッキングに乗る和み系の「Oyabun」や、マリンバウッドベース、アコギ、ブラシワークのドラムで演奏される「DANCHI」、アルバムのラストを飾る「GUNPEI」が気に入ってます。
 次は星野源のソロ・アルバム「ばかのうた」を買わなくちゃね。

MUDA

MUDA

ばかのうた

ばかのうた