Surf’s Up / Beach Boys

howdymoon2011-02-04


 ビーチボーイズ初心者の私。このアルバムもずいぶん前に一応買っておいたのですが、たぶん1回程度しか聞いていなかったはず。これを機会に集中して何回も聞き込んでみました。
 このアルバムは、ブライアンの比率が下がった分、カールやブルース・ジョンストンらの活躍が目立ちます。
 まずは、ブルース・ジョンストンが書いた「Disney Girl(1957)」。彼のソロ・アルバムに収められていたバージョンよりも、このビーチボーイズのバージョンの方が好きなのです。夢見るような甘く切ない歌詞も大好きです。この曲は「Add Some Music To Your Days」と「Wouldn’t It Be Nice」と並んで、私のベスト3に入る曲ですね。
 カール・ウィルソンの2曲がなかなかいいもの。キャメロン・クロウ監督の映画「あの頃ペニーレインと」の中で効果的に使われていた「Feel Flows」。テープの逆回転の音の波の中でカールの高音ヴォーカルが光ります。ドラマティックな曲調に負けじとカールが熱唱する「Long Promised Road」もなかなかの佳曲です。
 そして、このアルバムの山場はなんといっても、ラストのブライアンの2曲。やっぱりブライアンですね。リズムボックスの淡々とした音に乗る「'Til I Die」、そして名曲中の名曲「Surf's Up」。後のブライアンのソロと比べても、こちらの方が際だって素晴らしい曲になってますね。
 ビートルズで一番好きなアルバムは『ホワイトアルバム』な私。アルバムとしてのトータル性よりも、いろんなタイプの曲が楽しめる方が好きなのです。そういう意味では、このアルバムも好きなのです。