2月のセレクト

howdymoon2011-02-28


月末ですので、恒例のセレクト盤を作成。
今月はやや忙しかったせいもあって、約1200曲。
“C”から始まるアルバムを中心に聴いていましたから、やや偏りがあります。

1. Baby Hard Times / Dave Love
2. 7.10 From Suburbia / Jackie Trent
3. Tudo Azul / Conjunto Sambacana
4. Luz Do Sol / Caetano Veloso
5. My Lady / John Villemonte
6. マジカル・コネクション / Pizzicato Five
7. Nashville Cats / John Sebastian
8. (You Make Me Feel Like)A Natural Woman / Carole King
9. Natural Woman / Gayle McCormick
10. Mama’s Little Girl / Tavares
11. ばらばら / 星野源
12. トゲトゲ / 安藤明子
13. Silly Wasn’t I / Valerie Simpson
14. Give Him Up / Whatnauts
15. Heaven Right Here On Earth / Leroy Hutson
16. Give In To The Power Of Love / Committee
17. I Hope You Really Love Me / Family Circle
18. Uncle Albert / Admiral Halsey / Buddy Rich
19. Fool On The Hill / Lisa Miller
20. Life Is Song / Naomi Lewis
21. In A World So Cold / Tyron St. German
22. Wild World / Bobby Scott


各曲の解説を手短に。
今回、あるソウル系コンピを聴いたがために、そこから4曲も入れてしまいました。どれもシングル・オンリーのリリースのようで、ネットで探してもほとんど情報がありません。1はそんな曲のうちの一つ。自作コンピの1曲目はイントロにインパクトがある者を選んじゃうのですが、この曲もそう。“tu tu tu turu”というスキャットが耳に残ります。はねるリズムに、躍動感のあるヴォーカル、曲の良さ、どれをとっても文句なし。


先月に引き続いて、トニー・ハッチ関連の音源もよく聴いた月でした。この曲を歌っているJackie Trentはトニー・ハッチの奥様。サビに向かってどんどん加速していくような展開が、無茶苦茶かっこいい曲です。


3はブラジルのミナス地方のコーラス・グループ。このアルバムに収められている曲はどれも素晴らしくて、甘すぎず、柔らかすぎずのソフトロック&ボッサ・ジャズ。


4はまたもカエターノの曲を入れちゃいました。だって、“C”なんだもんね。曲もいいし、歌もめちゃウマ。こうなったら、毎月カエターノを1曲ずつ入れますかね。「Luz Do Sol」とは「太陽の光」という意味。穏やかな春の午後という面持ちでしょうかね。’86年版の『Caetano Veloso』から。


5はJohn Villemonteのウニのアルバムから。このアルバムも全曲が素晴らしすぎて、どれを選ぼうか迷いに迷いましたが、やっぱり明るい雰囲気のこの曲を。イントロの16秒間でもうノックアウト間違いなし。


6は一転して日本のピチカート・ファイヴ。もう好きで好きでしょうがない『Couples』というアルバムから、その1曲目。このアルバムって'87年リリースですから、もう24年も前のことなんですよね。渋谷から遠く離れた北陸の地で、大学4年生でした。


7は「Magical Connection」の元歌を作ったジョン・セバスチャンの曲をチョイス。世の中に出回っているあまたのライヴ版の中で最も好きなのがこの『Real Live』というアルバム。それどころか、無人島に持って行きたい10枚のアルバムにも選びたいくらい。いや、ホントに。「1352 Guitar picks in Nashville……」で始まる歌詞が、いいんだよなぁ。


iPodのシャッフルプレイで音楽を聴いていたら、たまたま7の「Nashville Cats」に続いて、このキャロル・キングの曲のカーネギー・ホールでのライヴ・バージョンが聞こえてきたんです。その会場の雰囲気が似ていて、一瞬、ジョン・セバスチャンのライヴにキャロル・キングがゲスト出演したかのような錯覚を起こしたのですよ。


次も「Natural Woman」。もともとゲイル・マコーミックはスワンプ系のシンガーですが、この歌はシャウトしすぎずに丁寧に歌っているように感じます。それも「あなたのおかげで、私は自然なままでいられるの」という乙女な歌詞のせいでしょうか・・・。


10曲目はLambert & Potterつながり。先月のセレクトにはDusty Springfieldのバージョンを収録しましたが、今度はタヴァレスのバージョン。タヴァレスは好きなんですよねぇ。この『Check It Out』というアルバムはジョニー・ブリストルのプロデュース。後ろでDavid T.Walkerのギターの音も聞こえてきます。


11は一転して星野源。一時はこの『ばかのうた』というアルバムから、「茶碗」と「グー」と細野さんの作曲の「ただいま」と、この曲の4つを入れようかとも思いましたが、迷いに迷って「ばらばら」に決定。下の動画は星野源の母校の自由の森学園の3年1組の生徒が学校祭(?)で歌った合唱バージョン。いくら先輩の曲とはいえ、この曲を合唱にアレンジしてクラスで歌う感性って、素晴らしいです。この合唱、マジ感動します。


12は安藤明子の「トゲトゲ」。敬愛する松永さんのブログで彼女のインタビューを読んで、関心を持ったのです。シンプルすぎるくらいにシンプルな、むき出しの曲。


13はAshford & Simpsonの奥様のほう。’72年の2nd『Valerie Simpson』から、切ないバラード。「私バカよね、おバカさんよね♪」って内容の歌詞。


14と15は好きすぎて、昔作ったコンピにも入れたような記憶がありますが、まあいいでしょう。ホワットノウツのこの曲は、昔新宿のディスクユニオンで流れてきたのを一耳惚れしちゃって即時に購入したアルバムでした。15のリロイ・ハトスンも大好き。この時期のカートム・レーベルから出ているアルバムはどれもいいものです。特にRich TufoやTom Tom 84、Willie Henderson、Sony Sandersらの名前がクレジットにあったら、迷わず購入ですね。


16、17、21はソウル系のコンピレーションからチョイス。このあたりのミディアム・テンポの曲がツボなんです。16はウォーキング・テンポなところが、ユージン・レコードみたいで大好き。17も穏やかな展開。ユニゾンのコーラスがソウル系らしくなくて新鮮です。


18はオンライン購入したバディ・リッチの曲ポール・マッカートニーの大ヒット曲をビッグ・バンド・スタイルでカバーしたものです。華麗なのにハード、ゴージャスなのにスリリングという奇跡的なアレンジ。特に後半部(ハルセイ提督の部分)の展開はしびれます。


19もポール・マッカートニーのカバー。名曲「Fool On The Hill」も、ムーグのブヒブヒいう音でなんだかサイケな珍カバーに。このヘンテコさ加減はkobbanovaさんにもオススメしたい。


20はナオミ・ルイスの『Cottage Song』から。一瞬Sugar Babeかと思うような素敵なイントロ。このアルバムの曲もどれもいいので、どれにするか迷いました。


イントロと言えば、続く21も相当にいいですよ。長めのイントロの後に登場する歌も相当いいです。ソウル系の音が苦手な人も、これだったらたぶん気に入るんじゃないかなぁ。


ラストはボビー・スコットで〆。『From Eden To Canaan』から。むせかえるほど男臭いヴォーカルが、それまでの甘い展開をグッと引き締めてくれます。ラストはやっぱりこれしかないな。


さて、このコンピ、ご希望の方に差し上げます。
ご所望の方はpizzicatomania2002アットマークyahoo.co.jp まで、お気軽にどうぞ。