日本の人 / HIS（'91）

しゃべくり007を見ていたら、坂本冬美が出ていた。坂本冬美といえば、HIS。ということで、久々にHISの『日本の人』を聴いた。細野晴臣が関係しているユニットはたくさんあるけど、一番好きなのはこのHISかもしれない。

ニール・ヤングなみに音楽のスタイルを変えていく細野晴臣が手がけたのが、なんと忌野清志郎と新進演歌歌手坂本冬美とのコラボだったとは、当時ずいぶん話題を呼んだものでした。

「500 Mile」や「おやすみもうすぐ逢える」で聴かれる清志郎のヴォーカルはもちろん悪くないのだが、やっぱりこのユニットの魅力は坂本冬美のヴォーカルにつきる。
「And I Love Her」や「逢いたくて逢いたくて」のマジなカバーもよし、「スキー・スキー（スキーなの）」での清志郎とのユーモラスなかけあいもよし、坂本のヴォーカルの巧さが引き立つ「恋人はいない」はもっとよし。

一番気に入っているのはメレンゲの「渡り鳥」。♪渡り鳥〜カモカモ・・・♪　このばかばかしさが大好きで、つい口ずさんでしまいそうになる。
タイトル曲もまた名曲。サケロック・オールスターズと寺尾沙穂のカバー・バージョンも素晴らしいけど。

日本の人