ハンナとその姉妹('86)

 昔、映画館で見た記憶があるが、'86年ということは大学3回生の頃か・・・。人生で一番映画を見ていた時期だ。今思えば、あの頃はわかりもしないくせにウッディ・アレンの映画は最高だなんて、思いこんでいた青臭い頃。当然、未婚だったわけで、結婚生活のことなんてわかりもしなかったよな。じゃあ、今はどうなのっていうと、ハハハ。うちの妻は一人娘なので、魅力的な義妹も義姉もいません。
 ストーリーをほとんど覚えていなかったので、不倫中のハンナの夫(マイケル・ケイン)とハンナの末妹(バーバラ・ハーシー)のどちらかが、秘密をバラしちゃうのかってはらはらしたけど、さすがはウッディ・アレン。そんな野暮なことはしませんね。それにしてもハンナ(ミア・ファロー)以外は、登場人物にまともな人物がほとんどいない。特にアレンが演じるミッキーのやることなすことががばかばかしくて、やや深刻なストーリーのアクセントになっていました。