猟盤日記

 CD / □ロロ ('11)

口ロロの7枚目。前作の『everyday is a symphony』を気に入ってたので、遅ればせながら購入。 「言葉」と「文字」をテーマにしたアルバムで、ジャケットのアートワークや歌詞カードも含めて、そのコンセプトが貫かれている。 この「あたらしいたましい」 fea…

 Primordial Lovers / Essra Mohawk ('70)

ローラ・ニーロは数曲を除いて、実は苦手な歌手。 曲の構成がなんだか重苦しく感じてしまうのと、シャウトする時の声が苦しそうで、苦しそうで・・・・。自分の身を削りながら歌っているように聞こえてきて、正座しながら聴かなくちゃいけないように思えてく…

 World Record / CERO ('11)

本秀康の素敵なイラスト、鈴木慶一の『火の玉ボーイ』を思わせる色調。音を聴く前から期待は膨らんでいきます。 もともと松永さんからいただいたCD-Rで 「21世紀の日照りの都に雨が降る」を先に聴いて、とても気に入っていたグループ。この曲のコーラスから…

 Intuition / Caroline Peyton ('77)

昨日、久々に地元の中古屋で購入。 事前の知識は全くなかったのですが、ジャケットの美貌になぜかピンときて購入したもの。 ジョニ・ミッチェルやリンダ・ルイスを 引き合いに形容されているみたいですね。'77年にリリースされたこの2ndアルバム、 一曲ごと…

 Wildflower / Skylark ('73)

あのデヴィッド・フォスターが参加していたグループとして有名なスカイラークの1stアルバム。 オリジナルのCDはもはや入手困難だったので、あきらめていましたが、いつの間にかこのようなCDがリリースされていたことを知り、すかさず入手。 ジャケットの表の…

 Benny….At Home / Benny Sings ('08)

このベニー・シングスは安藤裕子の前作『JAPANESE POP』にもアレンジャーとして参加しているオランダのシンガー・ソングライター。 以前、trippyさんからいただいたコンピ盤で聴いた「Champagne People」が洗練されたメロディ、あたたかい歌声、ゆるゆるなア…

 いろいろ

2,3ヶ月前に注文したCDが今週になって次々と届いてます。写真はそのうちの一つ。Lampの6thアルバム『東京ユウトピア通信』。シャッフル・プレイで聴いていたため、 まだ、「冷ややかな情景」しか聴いていませんが、 今まで以上にブラジル色が強いという…

Palaces / Bart Davenport('08)

昨年リリースされた新譜の中で一番気に入ったのは、Incarnationsの『With All Due Respect』でした。 そのIncarnationsのメンバーの一人が、 このBart Davenport。 『With All Due Respect』を聴き込んでいたちょうどその頃に、 松永さんからいただいたコン…

 Voice〜Works Best / 土岐麻子('09)

土岐麻子の外仕事、つまりCMソングや他のアーティストの曲にゲスト出演した音源などをひとまとめにしたアルバム。 土岐麻子の声って、あっさりとして涼しげなんだけど、 凛とした強さがあるものなので、 バック演奏のスタイルがどんなものであっても存在感が…

 West Coast Revival / West Coast Revival ('77)

これもMade in Koreaのアルバム。BIG PINKレーベルからのリイシューです。 名前の通り、L.A.の3人組ですが、ファンクあり、フォーキーあり、ロックっぽいものもありと、バラエティに富んだ内容のアルバム。それもそのはず。 プロデュースはThe Warのプロデ…

 Strange Song Book Tribute To Haruomi Hosono 2 / Various Artists

久々にツタヤに行くと、カバーアルバム・コーナーなる一角が設置されていた。そこには、徳永英明や坂本冬美などの企画盤や「○○トリビュート」と名付けられた編集盤が何枚も置いてある。 ダウンロードをして音楽を購入することが主流になりつつあるため、 フ…

 Winter Playground Mystery / Peter Elizalde ('82)

またまた韓国からの贈り物。 Rivermanからのリイシューです。 このPeter Elizaldeはペルーのミュージシャン。 ペルーといえば、ポール・マッカートニーを 強烈に意識しているWe All Togetherというグループがありましたが、 このPeterの場合は、Todd Rundgre…

 Seagulls And Sunflowers / Naomi Lewis ('76)

先日1stの『Cottage Songs』を紹介したNaomi Lewis。 今日は2ndの『Seagulls And Sunflowers』。最初の印象は1stよりもややハードな演奏になったかな? というもの。 ハードと言ってもファズ・ギターが味付け程度に鳴っている程度だったり、エイト・ビートの…

 ティン・パン・アレイ / 毛皮のマリーズ ('11)

普段はiPodのシャッフル・プレイで 音楽を聴いてます。 ですから、Naomi Lewisの次に 山下達郎が流れてきたり、 ビーチボーイズの次がトニー・リヴァースという夢のようなメドレーが聴けたり、 とシャッフル・プレイならではの醍醐味を味わっています。 とこ…

 Fake Book / 大橋トリオ('10)

卒業式でした。 この3年間ともに歩んで、ともに学んだ子供たちとのけじめの式。 中学校の教師を23年間務めていますが、 1年・2年・3年と持ち上がりながら 担任が出来たのは過去に1度だけ。 今回はやっと2回目だったのです。 1年間でのつきあいでも、子…

 fo:rest / Ann Sally ('11)

週末に届いたアルバム。 この週末は音楽そのものを聞く気にはなれなかったのですが、このざわざわした気持ちの中で彼女の声ならば聴きたいと思えるものでした。前作の『こころうた』がとても気に入っていたので、 この3年間新作を待ちわびていたのですが、 …

 In The Palm Of Paradise / Iain T. Macleod ('79)

好きな食べ物はビーフシチューに、豚の角煮、牛すじ煮込み。濃い味付けの料理が好きなのです。 さて、このカエル・ジャケのアルバム、 以前からこのサイトで見かけて いつかは聴いてみたいと憧れていたもの。 最近、韓国のBIG PINKからCD化されたので、 やっ…

 Quail / Michael Kelly Blanchard ('77)

昨日ディスク・ユニオンから届いたうちの一枚。 Peter, Paul & MaryのNoel Paul StookeyがプロデュースしたS,S.W.もののアルバム。 裏ジャケにはMichael Kelly Blanchardと妻のGretaが笑顔で写っている。ドラムやストリングスが入ってくる曲もありますが、 …

 Songs For A City / Airborne ('77)

カナダのバンクーバー産のマイナー・グループ。 またまた韓国のBeat Ballからのリイシューです(盤おこしだけどね)。 レコード屋のサイトの紹介にもあるように、 C,S,N & Yタイプのコーラスとサウンド。 ニール・ヤングの「Old Man」もカバーしているし。 …

Within Myself / Lisa Miller (‘68)

このアルバムをレコーディングした当時は11歳のリサ・ミラー。 8歳の時にはモータウンの ライターだった母親のバックアップもあって、 モータウン傘下のV.I.P.からシングルもリリースしているとか。 '67年という時代柄、ソフトロック的な要素、 サイケ風味、…

 ばかのうた / 星野源('10)

SAKEROCKのギタリストであり、 リーダーでもある星野源のソロアルバム。 その木訥としたユルユルなヴォーカルや 温かみのあるアレンジとは裏腹に、 歌詞はハッピーなものばかりではなくて、 幸せな日常の中での ちょっとした寂しさみたいなものがテーマだっ…

 オレンジ色のスカート / 安藤明子('10)

京都在住のシンガーソングライターのアルバム。ほとんどの曲は ギター一本のみのシンプルな演奏で、 ちょっとURCフォークの雰囲気も感じられるような曲もある。 演奏も曲調もシンプル過ぎるくらいシンプルなので、 最初に聴いた時はなんだか物足りない感じだ…

 The Real Thing The Songs Of Ashford,Simpson & Armstead / Various Artists (編集盤)

今日届いたばかりのアルバム。 Aceから出ているソングライター・シリーズは、 それぞれの入門編としても十分だし、 何曲かはマニアックな選曲もちゃんと用意されていて、 音楽好きにとってはうれしいんだけど、 ちょっとばかり悩ましいシリーズになっている…

 Shine The Light Of Love / Googie And Tom Coppola ('80)

GoogieとTom Coppolaという夫婦デュオの唯一のアルバム。 '80年という微妙な時期らしく、「ライトメロウ」という言葉がぴったりとくるキラキラと輝くアレンジで、デブラ・ロウズの『Very Special』の雰囲気に似ているというのが第一印象。 ということは、イ…

  Big Time(O.S.T.)/ Smokey Robinson('77)

スモーキー・ロビンソンの’70年代の諸作品が年末年始にかけてHip-Oからリリースされていて、3枚とも購入したのですが、紹介が遅れていました。 今日は『Deep In My Soul』との2in1でリリースされた『Big Time』について。今回初CD化されたものの一つですが…

 Cottage Songs / Naomi Lewis ('75)

ここ1年ほど、ソウル系の黒い音楽よりも、静かでアコースティックな曲に惹かれる傾向にあります。マニアックなものは別として、ソウル系はある程度入手できたということも原因なのですが、韓国系の再発レーベルから入手した作品があまりにも素晴らしいので…

 This / John Villemonte ('79)

ソウル系以外のCDやLPを買う時って、WEBからの情報を参考にすることが圧倒的に多いのです。信頼する人のブログで誉めてあったりすると、もうすぐに検索してポチッといっちゃいます。特にブログの紹介文の中に、「メロウ」とか「フォーキー」とか「グルーヴィ…

 Gayle McCormick / Gayle McCormick ('71)

ランバート&ポッター関連の音源をぼちぼち集めています。 Evie Sandsの『Estate Of Mind』、Four Topsの一連のアルバム、Margie Josephの『Margie』、Dusty Springfieldの『Cameo』、Gene Reddingの『Blood Brother』、Tavaresの『Hard Core Poetry』、Cuba…

 MUDA / SAKEROCK

SAKEROCKの4thアルバム。 彼らの名を目にしたのは細野晴臣のトリビュート・アルバムが最初。寺尾紗穂と一緒にHISの「日本の人」をカバーしていたのです。あの時に寺尾紗穂と一緒に歌っていた星野源の声にまず惹かれたし、Hi-Fiの松永さんからいただいたCD-RO…

 Love’s Comin’ Down / Ronnie McNeir (’76)

アナログで持っていたのですが、最近CD化されたので購入。iPodに慣れちゃうと、アナログからの買い換えがしたくなってしまうのは困りもの。以下は放置状態のHPに残されていたものを発掘して再掲したものです。 ロニー・マクネアがモータウンに移籍してリリー…